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遊歩手帳


遊歩するのは街や自然や風景の中ばかりではありません。言葉の中にも、絵の中にも、音や声の中にも、つまり人の魂の中にも、僕たちは遊歩していくのです。遊歩している最中ちょっと手控えしておきたいことに出会うことがあります。あとでゆっくり考えたい、思い出したい、と。そのための手帳がこの「遊歩手帳」です
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2011年6月8日(水)
部屋:わたしという書庫、にアップ

拙著『三島由紀夫におけるニーチェ』についての記事を。
 最初に掲載したホームページのいくつかの部屋の紹介文章にところどころ隙間ができていましたが、直しました。今日は大学でやっている僕の授業「人間存在論」で、特別ライブ授業と銘打って、劇団態変の福森慶之介さんと歌手のシーガン山下さんのライブをします。福森さんについては拙著『いのちを生きる いのちと遊ぶ』の第5章「遊びひとは遊ぶ眼をもって――福森慶之介さん創作訪問記」に書きました。シーガン山下さんは奄美大島加計呂麻の諸鈍出身のブルース歌手で、最近ソロで奄美の魂をブルースやレゲエ風に歌っている。事前に学生に第5章や劇団態変紹介DVD「祝福の宇宙」やシーガンのCDやを読ませたり見せたり聴かせたりしているので、ライブに参加する受講生のモチベーションも明らかに高揚しつつある。今日は本当に楽しみ。明日この日記でライブの時の様子を報告したい。

2011年6月8日(水)
ライブ特別授業

今日、4時半より6時まで、普段の教室をブッロサムカフェ3階の多目的ホールに移し、劇団態変の役者兼機関誌「イマージュ」の編集長福森慶之介さんと、奄美大島のソウルをブルースするシーガン山下を迎え、僕の授業「人間存在論」の特別ライブ授業を開催する。学生の感想は来週読める、そのいくつかを名前は伏せてだが部屋「授業資料缶」に公開したい。また近日中に、福森さんを論じた拙著『いのちを生きる いのちと遊ぶ』第5章を読んでの学生の文章もいくつか同部屋で公開したい。
 ライブの最後は二人のセッションで終わった。初めてここで出会った二人が、最後にセッションをした。互いの音に深く耳を傾けながら、それに応える自分の音や声を探りながら、時間を実に丁寧にかけながら、深く深く音を交流させていく二人のたたずまいは美しかった。相手に体を傾ける、そのかしぎ方がなんとも美しかった。
部屋「記憶瞬間」に早速このライブのいくつかのシーンをアップしました。


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