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遊歩手帳


遊歩するのは街や自然や風景の中ばかりではありません。言葉の中にも、絵の中にも、音や声の中にも、つまり人の魂の中にも、僕たちは遊歩していくのです。遊歩している最中ちょっと手控えしておきたいことに出会うことがあります。あとでゆっくり考えたい、思い出したい、と。そのための手帳がこの「遊歩手帳」です
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2011年6月4日(土)
ホームページ構築へ

昨日、6月3日よりホームページ「清眞人の七つの部屋」を構築中。慣れない作業に四苦八苦。そういえば、先週の大学の授業で「つくる」活動の意義を説き、「モノ・関係をつくることは、それをつくれる自分をつくる」ことであり、「対象生産は同時に自己生産である」、と説いたばかりであったことを思い出し、苦笑。
 トップページの写真は「仮面」というテーマに凝っていた頃の仮面の絵からいくつか採った。右の写真の絵もその一つ。これはハードボイルド作家の内海文三が角川書店の横溝賞をとって作家デビューした時、お祝いに僕からの贈り物にしたもの。彼は数年前に死んでしまった。葬式で、彼の奥さんが、彼はこの絵が気に入っていてずっと執筆机の前の壁に掛けていた、と僕に伝えてくれた。そのことを今思い出した。その絵の写真が手元に残っていたので、右にアップした。今日はどこまでいけるかな?

2011年6月8日(水)
部屋:小思考断章に三つの作品を

部屋:小思考断章に、朗読劇台本「ブエノスアイレスのマリーア」と、「子供の方へ――ドストエフスキーから」、それに小説断片「ノイズ・ノイズ・ノイズ」という三つの創作小品をアップした。どれもいまから6年前ぐらいに書いたものだが、最近またこういう文学的形式で考察を推し進めるという方法に凝りだしている。右の写真は、有名なタンゴオペレッタ「ブエノスアイレスのマリーア」をいわば聴きっぱなしでシルクスクリーンのシリーズ「ブエノスアイレスノマリーア」を描いていたころの思い出の一作。


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